第51期サステナビリティレポート

目次

トップメッセージ

持続可能な世界への架け橋を、地域と共に築く


 皆様、平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。この度、第51期サステナビリティレポートを発行する運びとなりました。前期は、私たちが未来へつながる持続可能な社会の実現に向け、地域社会と共に歩んだ一年となり、「人に」「街に」「明日に」、それぞれ大きな進展を遂げました。皆様のご支援とご協力に、心より感謝申し上げます。
 私たちは、持続可能性が問われ、喫緊の課題に直面する今こそ、変革が必要で、地道な取り組みで未来の価値を創造する重要性を深く認識しています。そして、地域社会との共存共栄を企業活動の根幹に据え、事業を通じて社会課題の解決に貢献することを目指しています。国や自治体が掲げるSDGs達成に向けた方針を理解し、その実現に貢献すべく、全社一丸となって取り組んでまいりました。
 第51期は、これまでの取り組みをさらに発展させ、より具体的な行動へと繋げることを重視しました。具体的には、以下のような活動に取り組んでまいりました:
【環境負荷低減への取り組み】
省エネルギー化、再生可能エネルギーの導入、廃棄物削減への取り組みを強化し、事業活動における環境負荷の低減を図ってまいりました。
【地域社会への貢献】
地域活動への積極的な参加、地元団体との共働、地域人材の育成支援などを通じて、地域社会の活性化に貢献してまいりました。
【働きがいのある職場環境の実現】
多様性を尊重し、誰もが活躍できる職場環境づくりを目指し、社員のスキルアップ支援、ワークライフバランスの推進、女性活躍推進などを積極的に進めております。
【サプライチェーンにおけるサステナビリティ】
サプライチェーン全体での人権尊重や環境配慮を徹底するため、サプライヤーとの対話を強化し、SDGs達成に向けた共通認識の醸成に努めております。

 詳細につきましては、本レポートを通じてご確認いただければ幸いです。私たちは、これまで以上にSDGsを企業活動の中核に据え、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを加速させてまいります。未来世代のために、地域社会と共に、より良い未来を築いていく決意です。
 今後とも、皆様の一層のご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

代表取締役社長 餅原幹也

サステナビリティ基本方針

【快適を未来へつなぐ5つの約束】

 私たちは、以下の5つの基本方針に基づき、全社員でサステナビリティ活動を推進します。


5つの基本方針



【理念体系図】

 ホーメックス株式会社は、企業理念「快適環境創造企業」のもと、VISION「快適から世界を変える。」を掲げ、持続可能な社会を実現します。また、MISSION「快適以上をつくれ。」を胸に、地域社会と共に成長し、地球環境を守り、人々の豊かな暮らしを支える企業として、持続可能な発展を目指します。


理念体系図



マテリアリティの特定


 マテリアリティの特定にあたっては、SDGsに関する国際的な枠組みや各種レポートから社会課題を抽出しました。そのうえで、お客様への訪問やお取引先との意見交換会、さらにSDGs委員会での社員への意見聴取を基に、課題を精査・特定しました。

マテリアリティ



サステナビリティ推進体制


 サステナビリティの推進強化のため、2011年に設置した「CSR推進室」を、2020年より「SDGs委員会」と改め、より一層 事業活動を通じて、持続可能な社会を追求していく姿勢を明確にしました。

推進体制



ステークホルダーとの共働に関する考え方


 ホーメックスは、企業理念に基づき、ステークホルダー(お客様、お取引先、地域社会、社員とその家族、行政機関、金融機関など)から信頼される企業を目指しています。そのため、常にステークホルダーの期待や関心を把握し、積極的に情報を開示することが重要であると考えています。また、対話を通じて得られた「声」を企業活動に反映させることにも努めてまいります。

ステークホルダー図


ステークホルダー表



マテリアリティとSDGsとの関連


 ホーメックスは、SDGsの17の目標とホーメックスのマテリアリティを関連付け、事業や活動を推進しています。当社は、事業活動による負の影響やリスクを低減する一方で、社会課題の解決を通じて持続可能な社会の実現を目指しています。

       
マテリアリティ 主要テーマ ホーメックスの取組み
人にicon
「人に」
人を笑顔にする
価値を提供する社員を育てる
安全衛生  3  無人カメラ調査機による下水道維持管理
健康経営  3  ワクチンの職域接種(インフルエンザ、コロナ)
障がい者支援 10  知的障がい者向けバスケットボール大会開催
10  PCリサイクル委託による障がい者支援
シニア活躍  8  定年廃止 アクティブシニア制度
女性活躍  5  あいち女性輝きカンパニー、名古屋市女性活躍推進企業認定
育児・介護支援  5  男性育休の取得支援
働き方改革  8  リモートワーク・在宅勤務の運用
 8  許可制による副業
次世代育成  4  中学1年生向け職場体験事前学習出張講座
 4  専門学校が放課後児童クラブに参加する産学連携
 4  パッカー車投入体験、リサイクル講座
リスキリング  4  IT関連のリスキリング研修
街にicon
「街に」
街を明るくする
快適で豊かな暮らしを支える
森林資源保護
(生物多様性)
15  不法投棄パトロール、清掃活動
17  トヨタ自動車と連携した小学生向け環境学習「トヨタの森」
17  とよたの山里パートナーの登録
海洋資源保護
(生物多様性)
 6  清掃業務におけるアルカリ電解水の利用
 6  団体 ONE RIVERとの連携による河川の清掃、廃棄物の回収
廃棄物削減
リサイクル
12  高校の汚泥堆肥化研究を支援する産学連携
13  使用済事業用ユニフォーム回収実証実験への協力
環境マネジメント 13  SDGs推進チェックシート・SDGsポートフォリオの導入
気候変動対策
(CN等)
 9  高校の微生物燃料電池の研究を支援する産学連携
13  省エネ装置の導入による高圧電力削減
13  再生可能エネルギー100%電力の利用拡大(利用率40%)
地産地消・文化振興  8  公共施設での地元野菜販売イベント
ステークホルダー 17  交通立哨、歩行者保護モデルカー活動、こども110番の家
サプライチェーン  9  協力会社合同安全大会、意見交換会
技術革新  9  行動認識AIを活用した無人警備システム
明日にicon
「明日に」
未来を輝かせる
環境と調和する社会をつくる
品質管理  7  エコチューニング事業者認定
コンプライアンス 16  委員会の運営(リスク管理、内部監査、SDGs、賞罰)
11  危機対応訓練(初動、緊急対策本部、記者会見)
情報セキュリティ 16  DX推進室の設置、情報セキュリティ担当者配置
社会貢献 11  こども食堂・フードバンクへの寄付
 3  団体 Terminalとの連携による動物版フードドライブ
17  2025 国際首長フォーラムへの協賛
BCP 11  防災用トイレトレーラー導入事業への寄付
事業承継 11  事業承継計画の推進



ホーメックスの取組み

環境タイトル

SDGsNo.8  公共施設での地元野菜販売イベント

当社が運営する公共施設において、地元農家や福祉事業者と連携し、収穫野菜を販売。名古屋市農業センターでは、飼育する牛・鳥の糞を肥料としてリサイクルしています。

環境取組み(1)

SDGsNo.13  使用済み事業用ユニフォーム 回収実証実験への協力

環境省公募の「令和5年度使用済衣料回収システム構築モデル実証事業」において、豊田市による使用済事業用ユニフォーム回収の実証実験に参画しました。

環境取組み(2)

SDGsNo.13  SDGs推進チェックシート・SDGsポートフォリオの導入

SDGs17ゴール+豊田市ローカル2ゴール別の推進チェックシートと、169ターゲットに分類・分析するポートフォリオを活用し、自社の活動の継続的改善を図っています。

環境取組み(3)

SDGsNo.13  再生可能エネルギー100%電力の利用拡大

指定管理施設、水処理施設、本社の電力を順次再エネ由来電力へ切替え。カーボンニュートラルを目指して、2022年約15%→2025年約40%への引き上げを実施しました。

環境取組み(4)

社会タイトル

SDGsNo.3  無人カメラ調査機による下水道維持管理

人の立入が困難な下水管内を遠隔撮影・点検できる無人カメラ調査機を導入。作業員の安全確保と点検効率向上を両立し、インフラの長寿命化に貢献します。

環境取組み(5)

SDGsNo.4  中学1年生向け職場体験事前学習 出張講座

豊田市内の中学1年生約200名を対象に「働くとは何か?~仕事を知る~」をテーマにした出張講座を実施。キャリア教育の一環として、実際に働く人の声を届けました。

環境取組み(6)

SDGsNo.9  行動認識AIを活用した無人警備システム

防犯カメラに行動認識AIを搭載し、建物内外を常時監視。犯罪・トラブルを未然に防ぎつつ、人手による巡回負担を軽減します。

環境取組み(7)

SDGsNo.10  知的障がい者向けバスケットボール大会開催

指定管理施設の体育館で知的障がい者のバスケットボール大会を開催。スポーツを通じた交流機会を提供し、参加者の社会参加と自己肯定感向上を支援します。

環境取組み(8)

企業統治タイトル

SDGsNo.3  団体Terminalとの連携による動物版フードドライブ

ご家庭で使わなくなった犬や猫のペットフード等を回収し、保護団体へ無償提供。食品ロス削減と動物福祉の両立を図ります。

環境取組み(9)

SDGsNo.11  こども食堂・フードバンクへの寄付

フードドライブで集めた食品をこども食堂へ寄付し、防災備蓄品の入替時に出た物資をフードバンクへ提供。生活困窮世帯支援と食品ロス削減を同時に推進します。

環境取組み(10)

SDGsNo.11  防災用トイレトレーラー導入事業への寄付

みよし市の企業版ふるさと納税を通じて防災用トイレトレーラー導入に寄付。災害時の移動式トイレ提供体制整備を支援し、避難生活の衛生環境と尊厳を守ります。

環境取組み(11)

SDGsNo.17  トヨタ自動車連携小学生向け環境学習「トヨタの森」

放課後児童クラブ運営の当社がトヨタ自動車と共働し、森の観察・体験を通じて生物多様性や資源の大切さを学ぶ環境学習プログラムを実施。次世代の環境意識を育みます。

環境取組み(12)


CSR方針

私たちホーメックス株式会社は、あらゆる事業活動を通じて社会・自然との調和のとれた発展に向けて積極的に努力します。
私たちは、国内外の法令並びにその精神を順守し、誠実な事業活動を行います。
私たちは、「お客様・ホーメイト・取引先・地域社会」などの事業活動に関わる全ての関係者との、オープンでフェアなコミュニケーションを通じて、健全な関係の維持・発展に努めます。

<お客様>
 ●私たちは、お客様の様々な期待に応えるべく、品質向上と技術革新に徹し、魅力ある商品・サービスを提供します。
 ●私たちは、国内外の法令ならびにその精神を順守し、お客様をはじめ事業活動に関わる全ての人々の個人情報保護の徹底に努めます。
<取引先>
 ●私たちは、取引先を尊重し、互いに研鑽に努め、オープンでフェアな取引関係を継続し、共存共栄の実現に取り組みます。
 ●私たちは、取引先の決定にあたっては、公正かつその総合力を判断して行います
<ホーメイト(従業員)>
 ●私たちは、「ホーメイトと家族の幸せこそ企業の成長・発展の力の源」との考え方のもと、ホーメイトを尊重し成長を支援します。
 ●私たちは、全ホーメイトに対し公正な労働条件を提供し、安全かつ健康的な労働環境を維持・向上するよう努めます。
 ●私たちは、ホーメイトとの誠実な対話と協議を通じて労使の相互信頼を築き、全ホーメイト・会社一体となって、繁栄に向け共に努力します。
 ●私たちは、経営トップの率先垂範のもと善悪をわきまえて、正しい行動ができる企業文化を育て、それを実践していきます。
<環境・地域社会>
 ●私たちは、あらゆる事業活動において自然環境に配慮し、環境との調和ある成長を目指します。
 ●私たちは、地域に根ざした企業活動を通じて、社会の発展に寄与します。
 ●私たちは、行政機関と誠実かつ公正な関係を維持します。
 ●私たちは、事業活動を行うあらゆる地域において、地域の成長と豊かな社会づくりを目指し、社会貢献活動を積極的に推進します。

品質方針

お客様のよきパートナーとして満足度の高い品質・サービスを提供し、お客様とご利用者の皆様から信頼を得るべく活動に取り組みます。

Ⅰ、お客様からのクレームゼロを目指します。
Ⅱ、一人ひとりが品質・サービスの維持・向上に努めます。
Ⅲ、安全・安心のサービスを提供します。
Ⅳ、お客様の満足向上とサービス向上の為、継続的改善に努めます。

環境方針

本社・矢並リサイクルセンターの活動、また製品やサービスに関する環境影響を一人ひとりが認識して、自覚と責任を持ち、「地球と地域にやさしいホーメックス」を目指して、積極的かつ継続的に取り組みます。

Ⅰ、環境及び事業に関する法規や規程等を順守します。
 1、循環型社会を目指して、廃棄物のリサイクルに挑戦します。
 2、車両や設備の運転時のエネルギー消費を少なくする工夫や意識の高揚を図り、CO2の発生量の低減に努力します。
 3、環境負荷が低く、地球にやさしい用品を積極的に採用して、地球環境の汚染防止に努めます。
Ⅱ、環境影響を低減するために、目的・目標を定め、継続的に改善活動を推進すると共に汚染予防を図ります。
Ⅲ、地域社会とのコミュニケーションを大切にすると共に、環境交流をはじめ、地域における環境保護の活動に、積極的に努力します。



編集方針

 本報告はホーメックス株式会社の環境・社会への取組みに関する企業活動をステークホルダー(お客様、取引先、地域社会、従業員)に分かりやすくお伝えすることを念頭に作成しました。
対象期間:51期(2024年10月~2025年9月)
レポート発行日:2026年1月9日